打刻するのに専用機は必要ない。仕組みを変えれば、勤怠管理はもっと軽くなる。

この記事はどんな人向けか
  • タイムカード・打刻の導入を検討している経営者・総務担当者
  • 専用端末のコストに悩んでいる方
  • 直行直帰や複数拠点の勤怠管理をどうするか迷っている方

「タイムカードどうしますか?」という問いに対して、いまだに多くの企業が思い浮かべるのは、打刻専用端末、ICカードリーダー、指紋認証機、クラウド勤怠+専用タブレットといった“機械ありき”の発想です。でも、本当に専用機は必要でしょうか。 tugiloの視点では、答えはシンプルです。「打刻」は機械の問題ではなく、業務設計の問題です。


なぜ専用機が当たり前になっているのか

専用機が選ばれる理由は主に3つあります。

  1. 不正防止(なりすまし防止)
  2. 記録の正確性
  3. 管理のしやすさ

確かにこれらは重要です。しかし冷静に考えてみると、それらは「専用機がないと実現できないもの」ではありません。専用機は“手段”であって“目的”ではない。ここを取り違えると、コストも手間も増えます。


専用機が抱える本当のコスト

専用端末には、目に見えない負担があります。

  • 初期費用
  • 保守費用
  • 故障時の対応
  • 設置場所の確保
  • アップデート対応
  • 拠点増加時の追加導入

さらに言えば、「打刻のためだけの機械」を増やすこと自体が業務を複雑にします。tugiloがよく現場で見るのは、

  • 勤怠はこの端末
  • 売上は別システム
  • 日報はExcel
  • 休暇申請は紙

という“分断された管理”です。これでは効率化になりません。


打刻は“行為”であって“機械操作”ではない

本質的に考えると、打刻とは何でしょうか。それは「今から働きます」「今終わりました」という宣言です。つまり、打刻は“データ入力”であって、専用機が必須な行為ではないのです。スマホがある時代に、なぜ打刻のためだけに別の機械が必要なのでしょう。


tugiloが考える現実的な方法

専用機を使わずに打刻を実現する方法はいくつもあります。

① スマホブラウザ打刻

社員それぞれのスマホからログインし、出勤・退勤・休憩開始・休憩終了をタップするだけ。IPアドレス制限やGPSログを組み合わせれば、不正対策も十分可能です。

② LINE連携打刻

既にLINEを業務連絡に使っている会社なら、「出勤」と送信するだけで打刻。ボタン型メニューにすれば誤入力も防げます。

③ 業務システム内統合

日報入力画面に「開始時刻」「終了時刻」を持たせれば、打刻は日報と一体化できます。別で管理する必要はありません。

④ QRコード打刻(専用機不要)

受付や現場にQRコードを貼るだけ。社員は自分のスマホで読み取り、ブラウザで打刻。必要なのは紙1枚だけです。

4つの方法の選び方
  • スマホブラウザ:手軽・IP/GPS制限可。全社員がスマホ所持なら最適
  • LINE連携:既存ツール活用。業務連絡でLINE使用中なら導入しやすい
  • 業務システム統合:日報と一体化。日報入力が必須の現場向け
  • QRコード:紙1枚で完結。受付・現場が固定ならシンプル

大事なのは“制度設計”

よく言われるのが「スマホだと不正が心配」ですが、本当に専用機なら不正はゼロでしょうか。代理打刻はICカードでも起こります。重要なのは、

  • 承認フロー
  • ログ履歴
  • 変更履歴の可視化
  • 月次締め処理

といった“運用設計”です。tugiloが行うのは、機械を売ることではなく、業務の流れを整理することです。


例えばこんな会社の場合

製造業で、現場が複数・直行直帰あり・パートと社員混在・残業管理が曖昧というケース。専用機を入れても、直行直帰は管理できません。スマホ打刻+位置情報ログ+承認制にすれば、むしろ透明性は上がります。

tugiloの事例

直行直帰が多い営業・外回り現場では、専用機ではカバーしきれないケースが多くあります。スマホ打刻と位置情報ログを組み合わせることで、むしろ「いつ・どこで打刻したか」が可視化され、透明性が高まります。


コスト比較

専用機導入の場合:

  • 初期費用 数十万円
  • 保守費 年数万円
  • 拠点追加ごとに増額

スマホ+Webシステムの場合:

  • 初期構築費
  • 月額サーバー費用のみ

しかも、勤怠以外の機能と統合できます。ここが最大の違いです。

数十万円

専用機の初期費用

年数万円

専用機の保守費

統合可能

スマホ+Webの強み


tugiloの考え方

tugiloは「専用機を否定したい」のではありません。ただ、“機械ありき”の発想から抜けましょうと言いたいのです。打刻は単独機能ではなく、

  • 日報
  • 案件管理
  • シフト管理
  • 給与連携

とつながるデータです。ならば最初から、“つながる設計”にしたほうがいい。


小さく始める

いきなり全社導入しなくていい。まずは1部署だけ。

  • スマホ打刻
  • 承認フロー
  • 月次レポート自動化

これだけでも、現場の負担はかなり減ります。効果を測定してから広げればいい。


こんな悩みはありませんか?

  • タイムカード集計に時間がかかる
  • 紙の申請が多い
  • 残業管理が曖昧
  • 直行直帰の管理ができない
  • 勤怠と給与が連動していない

もし1つでも当てはまるなら、専用機を買う前に、業務の整理から始めた方がいいかもしれません。

判断の順番

tugiloはシステムを押し売りしません。まずは現状の流れ・困っている点・理想の形を一緒に整理します。その結果「専用機が最適ですね」という結論になる可能性もあります。それでも構いません。大切なのは、判断を設計してから、動かすことです。


打刻のために機械を増やすのか。それとも仕組みを整えるのか。

選択肢は、思っているより広い。専用機を検討する前に、一度、業務全体を俯瞰してみませんか。

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勤怠管理の現状整理から一緒に行います。専用機の有無にかかわらず、まずはお気軽にご相談ください。