この記事はどんな人向けか
  • 新しいモデルが提案資料を作り、先方へメールまで用意した火曜の一人会社・少人数の社長
  • 「できたから送った」と思いかけている人
  • フォルダを渡しただけで、客への送信まで進んだ人

火曜の机に、提案の下書きがあります。隣に、先方へ出したあと、と書いてある画面があります。資料はきれいです。きれいだと、出したくなります。

社長が電話で言いました。「メール、もう送っちゃったんですか」。聞いたあと、数字はまだ確認前、と。

私も送りたくなります。できた資料は、仕事が終わったように見えます。ただ、できたことと、この客に出してよいかは違います。だから聞くのは、送ってよいか、です。

できた資料と、出したメールは別

10月13日、Google は Gemini 4 Argon を出しています。Gemini のアプリでは、散らかったフォルダを提案の資料に整え、先方へメールする下書きまで作る、と公式は書いています。次の依頼も自動で回す、とも読めます。

整えることと、この客に送ることは違います。整えた資料を、出したメールだとは読みません。

先週の火曜は、この画面をお客に出してよいか、でした(この画面、お客に出していいんですか)。今日減らす迷いは、画面ではありません。できた資料を、もう送った、と思うことです。

公式は、Ultra と Pro の人は Gemini のアプリで触れる、とも書いています。あなたの画面にその入口が無いこともあります。無い入口を、今日の送信ボタンにはしません。相手の契約に同じ入口が無いこともあります。無い相手に「もう送っています」と書くと、火曜の最初の十分が、入口の説明になります。

見積の前文を直していた人がいました。フォルダを渡して、提案資料が出てきました。出てきた資料を、先方への下書きのまま送りました。送ったあと、社内の単価が表の端に残っていました。消したのは相手ではありません。送ってよいか、を見ていなかった自分です。次の火曜は、送る前に上から読む、と机に書いています。

送ったつもりが、確認は残った

一人会社だと、作る人も送る人も自分です。「できたなら先に出しておけばいい」と言いたくなります。先に出した火曜は、水曜に見る人が、まだ確認前の数字です。確認前の数字は、新しいモデルの成果ではありません。

「自動で回す」と聞いて、次の依頼も同じにした人もいました。次の依頼は、別の客でした。別の客に同じ資料が行きかけました。止めたのは相手ではありません。この客に出してよいか、を書いていなかった自分です。次からは、この客だけ、と書いてから触っています。

契約があるから送っていい、という人もいます。契約があることと、この数字を出してよいかは違います。契約の範囲が広いほど、送れる場所は増えやすいです。増えた場所を、今日の送信だとは読みません。

別の人が、社内メモの入ったフォルダを、そのまま整えてもらいました。整えた資料に、社内の言い方が残っていました。残った言い方を消したのは相手ではありません。送る前に上から読む、を飛ばした自分です。次の火曜は、社内メモを外してから渡しています。

「あとで直せばいい」も、送ってよいかが無いと同じです。あとで直す相手が、自分なのか、お客なのか。名前が無いあとは、送った、の別名です。別名のまま火曜を始めると、水曜に説明できるのは、出したことだけです。

見積の注意書きを直す前に、できた資料を送った人もいました。送った文に、昨日直した数字が戻っていました。戻った数字を持っているのは自分です。次の火曜は、注意書きだけ先に直す、と書いてから送っています。

先方の担当が二人いる案件で、一人にだけ送った人もいました。送ったあとに、もう一人から「見ていない」と電話が来ました。見ていない担当を残したのは相手ではありません。誰に出してよいか、を書いていなかった自分です。次からは、宛先を先に書く、と席に着いています。

自動の次の依頼を、金曜の提案まで残した人もいました。残した金曜に、別件のフォルダが同じ流れに入りました。入った流れを止めたのは自分です。次の火曜は、自動は切る、と書いてから資料を触っています。

送ってよいか、を先に書く

長い機能表は要りません。

この客に、この資料を送ってよいか。

宛先の名前でもいい。送らない、でもいい。書けないなら、できた資料は、まだ客のメールではありません。

書けたら、自動で回す話は土曜のまま置いておけます。置いておくのは、遅れではありません。遅れにするのは、確認前の数字を、もう送った、とすることです。書けないまま送ると、火曜に残るのはきれいな資料です。きれいな資料は、出せる見積ではありません。

Gemini のアプリが自分の画面に無いのに、客にはもう送った、と書いた人もいました。無い入口を、今日の終わりにはしません。書いた一行は、お客の予定になります。予定になったメールが無いと、水曜の最初は電話です。電話を、送った成果にはしません。

フォルダのまま「提案になりました」と口で言って渡した人もいました。口の終わりと、出した見積は別です。渡した数字が確認前だと、火曜の午後は訂正です。訂正を、できた速さの成果にはしません。

宛先を自分にして試し送りした人もいました。試し送りの文に、客の会社名が残っていました。残った名前を消したのは相手ではありません。送ってよいか、を試しの前に書いていなかった自分です。次の火曜は、試しでも宛先を見る、と書いています。

件名だけ先に直して、本文はできたまま送った人もいました。送った本文に、別件の会社名が残っていました。残った会社名を消したのは相手ではありません。本文を上から読む、を飛ばした自分です。次の火曜は、件名のあとに本文を読む、と書いています。

添付を二つにして送った人もいました。一つは整えた資料、もう一つは元のフォルダでした。元のフォルダに、社内の単価表がありました。開かれた単価表を持っているのは自分です。次からは、添付は一つ、と書いてから送っています。

先方の休みの日に送った人もいました。送った火曜に既読が付かず、木曜に「見ていない」と返信が来ました。見ていない日を残したのは相手ではありません。送る日を書いていなかった自分です。次の火曜は、先方の出勤日、と机に書いています。

CC に自分だけ入れて安心した人もいました。安心した文を、担当ではない人にも転送していました。転送先を消したのは相手ではありません。誰に出してよいか、を書いていなかった自分です。次からは、CC も先に書く、と席に着いています。

自動の署名が、別の屋号のまま送られた人もいました。屋号を直したのは相手ではありません。送る前に署名を見る、を飛ばした自分です。次の火曜は、署名を先に直す、と書いてから資料を触っています。

「あとで電話すればいい」と送った人もいました。電話した水曜に、先方が資料の数字を読み上げてきました。読み上げられた数字は、確認前でした。確認前を持っているのは自分です。次の火曜は、電話の前に数字を読む、と書いています。

返信先を「担当者各位」にした人もいました。各位のまま、経理の人まで資料が回りました。回った資料に、まだ出さない単価がありました。回った単価を持っているのは自分です。次の火曜は、返信先の名前を書く、と書いています。

送ったあとに取り消した人もいました。取り消した文は、先方の携帯には残っていました。残った文を消せるのは相手ではありません。送ってよいか、を取り消す前に書いていなかった自分です。次からは、取り消す前提では送らない、と書いています。

資料の表紙だけ直して送った人もいました。表紙の社名は新しく、中の数字は先月でした。先月の数字を読んだのは先方です。中を読む、を飛ばした自分です。次の火曜は、表紙のあとに中を開く、と机に書いています。

自動で回す設定を、別のフォルダにも掛けた人もいました。掛けた金曜に、別件の見積が同じ宛先へ行きかけました。行きかけた見積を止めたのは自分です。次からは、設定は一件だけ、と書いてから触っています。

送った時刻が先方の昼休みだった人もいました。昼休みのメールは、夕方が既読になりました。既読のあとに数字の質問が来ました。質問された数字は、確認前でした。確認前を持っているのは自分です。次の火曜は、送る時刻も書く、と書いています。

できた資料を、この客に送ってよいかから分けます。