この記事はどんな人向けか
  • 新しいモデルや新しい引き出しの名前を、提案に書きたくなっている一人会社・少人数の社長
  • 「最新が使えます」と書いて、安心した人
  • 自分の画面にあるものを、お客の画面だと思いかけている人

金曜の午後、提案の下書きを開いています。月曜から見てきた名前が残っています。Gemini 4 Argon。Space。途中の文字。同じ値段の新しいモデル。書いておけば、提案が新しく見えます。

社長がそこで言いました。「最新が使えます、と書いてしまった」。書いたつもりが、お客の画面には無い、と。

私も書きたくなります。新しい名前は、提案が止まっていないように見えます。ただ、自分が見た名前と、お客が開ける画面は違います。だから聞くのは、お客の画面にあるものだけ書く、です。

見た名前と、お客の画面は別

Argon は、いま渡している相手が限られている、と公式は書いています。Space は、入れる人だけ、と案内にあります。途中の文字は、本番向けではない、と書いてあります。お客の契約に、同じ入口があるとは限りません。

同じ値段の新しいモデルは、Claude.ai で話せる、と公式は書いています。話せるものと、まだ無いものを、同じ提案の一行にしない方がいいです。無いものを「最新が使えます」と書くと、金曜の夜に残るのは、新しい提案ではありません。開けない案内です。

先週の金曜は、顔が出るので安心です、と書いてしまった、でした(顔が出るので安心です、と書いてしまった)。今日減らす迷いは、顔ではありません。最新、という一言です。最新は、お客の画面を見ていません。

見積の注意に「最新の AI が使えます」と書いた人がいました。先方から、その名前は開けない、と返信が来ました。開けない名前を書いたのは相手ではありません。お客の画面を見ていなかった自分です。次の金曜は、開けるものだけ書く、と机に書いています。

書いた一行は、お客の予定になる

一人会社だと、書く人も説明する人も自分です。「書いておけば後で揃えられる」と言いたくなります。書いた一行は、お客の予定になります。予定になった名前が開けないと、来週の最初は、訂正の電話になります。

「契約があるから書いていい」とも聞きます。契約があることと、この客が開けるかは違います。契約の範囲が広いほど、書ける名前は増えやすいです。増えた名前を、お客の画面だとは読みません。

別の人が、社内で触った Space を、提案に「一緒に置けます」と書きました。先方の会社は、共有を止めていました。止めていた入口を書いたのは相手ではありません。向こうが見てよいか、を金曜まで持ってこなかった自分です。次からは、お客の画面にあるものだけ、と書いています。

「あとで直せばいい」も、お客の画面が無いと同じです。あとで直す相手が、自分なのか、お客なのか。名前が無いあとは、書いた、の別名です。別名のまま金曜を終えると、来週に説明できるのは、書いたことだけです。

お客の画面にあるものだけ

長い機能表は要りません。

お客の画面にあるものだけ書く。

今使える画面でもいい。使わない、でもいい。書けないなら、最新は便利な一行です。便利な一行のまま送ると、金曜に残るのは一行ではありません。お客の期待です。

書けたら、見た名前は土曜のまま置いておけます。置いておくのは、遅れではありません。遅れにするのは、開けない名前を、使える、と書くことです。書けないまま送ると、金曜に残るのは最新、という一言です。最新は、お客の画面を見ていません。

途中の文字を「議事録がその場で出ます」と書いた人もいました。先方の会議は、途中の文を送れない場所でした。送れない場所に書いたのは相手ではありません。まだ途中か、を提案まで持ってこなかった自分です。次の金曜は、確定したあと、とだけ書いています。

もう一人、新しい名前は書かず、今週終わる仕事だけ書いた人もいました。書かなかった理由は、名前が弱いことではありません。お客の画面に、その名前が無かったことです。書かない金曜は、遅れではありません。遅れにするのは、最新が使えます、のまま送ることです。

Argon と Space と途中の文字を、同じ提案の箇条書きに並べた人もいました。並べた先方から、三つとも開けない、と返信が来ました。開けない三つを書いたのは相手ではありません。お客の画面を見ていなかった自分です。次の金曜は、開ける画面の名前だけ書く、と席に着きました。それだけで、来週の最初の電話が減りました。

見た名前を、お客の画面にある一行から分けます。