- 会議の文字起こしが、話しながら画面に出始めた一人会社・少人数の社長
- 「今出た文を送れば、あとが楽」と感じた人
- 途中の文字を、確定したメモだと思いかけている人
水曜の午前、打ち合わせを聞きながら、画面に文字が出ています。話し終わる前に、文が揃いかけています。送れば、あとが楽に見えます。
社長がそこで止まりました。「この文字、まだ途中ですよね」。送ったつもりが、あとで直っている、と。
私も送りたくなります。今見える文は、仕事が進んだように見えます。ただ、途中であることと、客に出せるメモであることは違います。だから聞くのは、この文字はまだ途中か、です。
途中と、確定は別
9月30日、Microsoft は MAI-Transcribe-2-Streaming を、公開プレビューとして出しています。話しながら途中の文字が出て、あとで確定する、と公式は書いています。本番向けではない、とも書いてあります。導入の目安は、1時間あたり約 0.54 ドル、と読めます。
途中の文字は、その場の下書きです。確定した文字は、あとから直った文です。同じ会議でも、途中と確定は別のものです。別のものを、同じメールに載せない方がいいです。
先週の水曜は、動画はできた、誰の声か、でした(できちゃったんですけど、これ誰の声ですか)。今日聞くのは、声ではありません。文字です。途中の文字を、確定したメモだと思わないこと。
プレビューであることと、今日の客に出してよいかは違います。プレビューを、今日の議事録の置き場にはしません。本番向けではない、と公式が書いているものを、客先の記録だとは読みません。
別の音声モデルも同じ週に出ています。MAI-Voice-2.1 と Flash は、23の言語、と案内にあります。声のモデルと、途中の文字は別です。声が揃ったことと、この文字を送ってよいかは、まだ別です。
送ったつもりが、途中だった
一人会社だと、取る人も送る人も自分です。「今見えているから、これでいい」と言いたくなります。今見えている文でも、話し終わったあとに直ることがあります。直ったあとに客が先の文を持っていると、水曜の午後は、訂正のメールになります。
途中の文を先方に送った人がいました。金額の単位が、途中では違っていました。確定したあと、単位は直っていました。直った文を持っているのは自分です。途中の文を持っているのは相手です。次の水曜は、確定してから送る、と机に書いています。
「プレビューでも速いから使えばいい」とも聞きます。速いことと、この文字を出してよいかは違います。速い途中ほど、送りたくなります。送りたくなる途中ほど、まだ途中か、が要ります。
契約があるから全部送っていい、という人もいます。契約があることと、この客にこの途中を出してよいかは違います。契約の範囲が広いほど、画面に出る文は増えやすいです。増えた文を、確定だとは読みません。
別の人が、社内用のメモと客向けを同じ途中の画面からコピーしていました。コピーした文に、社内の言い方が残っていました。残った言い方を消したのは相手ではありません。まだ途中か、を先に見ていなかった自分です。次からは、確定した文だけ、と書いてから送っています。
「あとで直せばいい」も、途中か、が無いと同じです。あとで直す相手が、自分なのか、お客なのか。名前が無いあとは、送った、の別名です。別名のまま水曜を始めると、金曜に説明できるのは、出したことだけです。
途中の文を社内チャットに貼って、「これで議事録」とした人もいました。貼った文の社名が、話し終わったあとに直っていました。直った文を持っているのは自分です。途中の社名を持っているのは社内です。次の水曜は、確定してから貼る、と書いています。
別の人が、途中の文をそのまま提案の根拠に写しました。写した数字は、確定のあとに変わっていました。変わった数字を客が先に持っていると、水曜の夜は訂正です。訂正の理由は、文字起こしが弱いことではありません。まだ途中か、を先に見ていなかったことです。
本番ではない、を今日の仕事にしない
公開プレビューは、試せる入口です。試せることと、今日の議事録に使ってよいかは違います。公式が本番向けではない、と書いているものを、見積の根拠にはしません。根拠にした水曜は、金曜に「まだ途中でした」と説明することになります。
料金の目安が出ている、という人もいます。目安があることと、今日の会議に載せてよいかは違います。目安を、許可だとは読みません。今日の会議の名前が空だと、料金の話は、まだ仕事ではありません。
途中の文字を社内だけに置いた人がいました。置いた理由は、モデルが弱いことではありません。この客に、この途中を見せられなかったことです。見せない水曜は、遅れではありません。遅れにするのは、途中のまま送ることです。
もう一人、確定を待ってからメールした人もいました。待った十分で、単位が直っていました。直った文を送れた理由は、新しいモデルを捨てたことではありません。まだ途中か、を先に聞いたことです。
料金の目安を見て、「安いから今日から全部」とした人もいました。目安があることと、今日の会議に載せてよいかは違います。今日の会議の名前が空だと、料金の話は、まだ仕事ではありません。次の水曜は、この会議だけ、と書いてから試しています。
声のモデルが23の言語に増えた、という案内を見て、途中の文字も同じだと思った人もいました。声が揃ったことと、この文字を送ってよいかは、まだ別です。揃った案内を、確定だとは読みません。
送る前に聞く一行
長い手順表は要りません。
この文字は、まだ途中か、先に書く。
「確定してから送る」でもいい。「社内だけ」でもいい。書けないなら、画面の文は便利な下書きです。下書きのまま送ると、水曜に残るのは下書きではありません。相手の受信箱です。
書けたら、確定した文だけを出します。出さない一行は、決心のつもりです。決心は、今見える速さに負けます。今見える速さほど、まだ途中か、が要ります。
途中の文を印刷して、打ち合わせの机に置いた人もいました。置いた紙の数字が、話し終わったあとに直っていました。直った数字を持っているのは自分です。紙の数字を持っているのは相手です。次の水曜は、確定してから印刷する、と書いています。
別の人が、途中の文をそのまま請求のメモに写しました。写した単位は、確定のあとに変わっていました。変わった単位を客が先に持っていると、水曜の夜は訂正です。訂正の理由は、速さではありません。まだ途中か、を先に見ていなかったことです。
社内だけに置く、と書いてから途中を残した人もいました。残した理由は、速さに負けるのが嫌だったことではありません。客の受信箱に、まだ直る文を置きたくなかったことです。残した文は、社内の試しです。試しを、客先の記録にはしません。
途中の文を「仮です」と書いて送った人もいました。仮、と書いてあっても、相手は数字を読みます。読んだ数字が確定と違うと、水曜の午後は訂正です。仮、を確定の代わりにはしません。
途中の文をチャットに貼った人がいました。貼ったあとに確定が来て、貼った文と違う数字が残っていました。違う数字を持っているのは相手です。次の水曜は、確定の画面を見てから貼る、と書いています。
もう一人、音声はそのまま残して、文字は送らなかった人もいました。送らなかった理由は、文字起こしが弱いことではありません。話し終わっていない文を、先方の受信箱に置きたくなかったことです。置かない一行は、遅れではありません。遅れにするのは、途中か、が空のまま送ることです。
途中の文を先方のグループに貼った人もいました。貼ったあと、確定の画面で金額が直っていました。直った金額を持っているのは自分です。途中の金額を持っているのはグループです。次の水曜は、確定の画面を見てから貼る、と机に書いています。見てから貼る十分は、遅れではありません。
本番向けではない、と公式が書いているものを、客先の記録にした人もいました。記録にした水曜の金曜に、「まだ途中でした」と説明することになりました。説明の理由は、プレビューが弱いことではありません。今日の議事録の置き場に、プレビューを置いたことです。次からは、社内の試しだけ、と書いてから開いています。
話しながら画面を見せた人もいました。見せた相手が、途中の文を写真に撮りました。撮った文は、あとで直ります。直ったあとに写真が残ると、水曜の午後は、写真の訂正です。訂正を、速さの成果にはしません。速さのあとに残すのは、確定した文です。
途中の文字を、確定したメモから分けます。