考え方

AIで「聞きづらいこと」を先に整理する:質問前の頭の中を整える使い方

人に質問する前にAIで思考を整理する方法。モヤっとした相談も、AIで整理すれば相手に伝わりやすくなります。

AIで「聞きづらいこと」を先に整理する:質問前の頭の中を整える使い方

「こんなこと聞いていいのかな」
「何が分からないのか自分でも分からない」
「質問したけど、話が噛み合わなかった」

これは能力の問題ではありません。
頭の中が整理されていないだけです。


ここでAIを使います(意外な使い方)

tugiloでは、人に質問する前にAIに質問することがあります。

やることはこれだけです。

今から人に質問したい内容を、分かりやすく整理してください。

ポイント:AIに答えを聞いているのではなく、自分の頭の中を整理してもらっているだけです。


具体例:業務で質問したいとき

そのままの頭の中

業務で困ったとき、こんな感じになっていませんか?

- なんかうまくいかない
- たぶん設定?
- 前はできてた気がする

このまま質問すると、相手も「何について聞かれているのか」が分からず、無駄な往復が増えます。

AIに整理させた結果

同じ内容をAIに投げると、こうなります。

## 質問したいこと

**何ができないのか**
- PDFの出力ボタンを押しても何も反応しない

**いつからできなくなったのか**
- 昨日(1月23日)まではできていた
- 今日の午前中から突然できなくなった

**自分で試したこと**
- ブラウザを再起動した → 変わらず
- キャッシュをクリアした → 変わらず
- 別のブラウザ(Chrome → Edge)で試した → 同じ症状

この状態で聞くと、相手も答えやすくなります。


なぜこれが効くのか

1. 質問が短くなる

整理されていない質問は、どうしても長くなります。

「えーと、なんかですね、この前までできてたんですけど…」

整理すると、本質だけが残ります。

2. 無駄な往復が減る

相手から「それで、何ができないんですか?」と聞き返されることが減ります。

お互いの時間を節約できます。

3. 「ちゃんと考えてきた感」が出る

整理された質問は、相手に「この人は自分で考えてから聞いている」という印象を与えます。

結果的に、より丁寧な回答をもらえることが多いです。


tugiloの判断基準

tugiloでは、質問が整理できないうちは、まだ聞くタイミングではないと判断することもあります。

理由:自分でも何を聞きたいのか分かっていない状態では、答えをもらっても理解できないから。


実はこんな場面でも使える

この方法は、業務以外でも使えます。

1. 病院で症状を説明するとき

【整理前】
なんか調子悪くて…頭も痛いし、お腹も…

【整理後】
- いつから:3日前の朝から
- 主な症状:頭痛(前頭部)、腹痛(下腹部)
- その他:微熱(37.2度)、食欲なし

医師も診断しやすくなります。

2. 業者に相談するとき

【整理前】
システムがおかしくて…たぶんバグ?

【整理後】
- 現象:ログイン後、ダッシュボードが真っ白になる
- 発生頻度:毎回
- 環境:Windows 11、Chrome最新版
- エラーメッセージ:なし(何も表示されない)

業者も原因を特定しやすくなります。

3. 上司に相談するとき

【整理前】
ちょっと相談があって…プロジェクトのことなんですけど…

【整理後】
- 相談内容:プロジェクトAの納期延長の可否
- 理由:メンバーの欠員により作業遅延が発生
- 希望:1週間の延長
- 代替案:機能を絞って当初納期で納品

上司も判断しやすくなります。

4. 家族に説明するとき

【整理前】
なんか仕事で忙しくて…休みが…

【整理後】
- 状況:今月末まで繁忙期
- 影響:土日出勤の可能性あり(2週連続)
- お願い:家事のサポートをお願いしたい
- 代わりに:来月は積極的に家事をする

家族も理解しやすくなります。


向いている/向いていない

向いている

✅ モヤっとした相談
✅ 初めて聞く内容
✅ 相手の時間を奪いたくない場面
✅ 「何から話せばいいか分からない」とき

向いていない

❌ 正解が決まっている質問(「今日の天気は?」など)
❌ すぐYes/Noで済むこと(「会議は10時からですか?」など)
❌ 緊急性が高く、整理している時間がない場面


実際の使い方(3ステップ)

ステップ1:頭の中をそのまま書き出す

完璧な文章にする必要はありません。

例:
なんか最近売上が下がってる気がする
前月比で10%くらい?
理由は分からない
どうしよう

ステップ2:AIに整理してもらう

ChatGPTやClaudeに投げます。

今から人に質問したい内容を、分かりやすく整理してください。

ステップ3:整理された内容を元に質問する

AIが整理してくれた内容を、そのまま(またはアレンジして)使います。

ポイント:AIの文章をコピペするのではなく、自分の言葉で再構成するとさらに良いです。


tugilo視点まとめ

tugiloの考え方
  • AIは「答えを出す前」に使うと効果が高い
  • 頭が整理されると、会話の質が変わる
  • 迷ったら「今のまま人に説明できるか」で止まる

質問する前の1分間、AIに頭の中を整理してもらう。

たったこれだけで、相手の時間も、自分の時間も節約できます。


次のステップ

まずは、今日中に1回だけ試してみてください。

  • 誰かに質問したいことがある
  • その質問をそのままAIに投げる
  • 「分かりやすく整理してください」と聞く

これだけです。

整理された質問は、あなた自身にとっても「何が分からないのか」を明確にしてくれます。


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次廣淳のプロフィール写真

次廣 淳(つぎひろ あつし)

執筆者

tugilo(ツギロ)
中小企業向けに、業務改善・システム開発・AI活用支援を行っています。

これまで、予約管理システム・業務支援ツール・社内向け管理システムなど、実務で使われるWebシステムの設計・開発・運用を担当してきました。

AI活用については、「導入して終わり」ではなく業務に定着するか/事故が起きないかを重視して設計しています。

この記事では、実際の案件や検証を通じて得られた判断基準・失敗しやすいポイントを中心に解説しています。

※ 本記事は、実務での検証や判断経験をもとに整理した内容であり、特定のAIツールやサービスの利用を推奨・勧誘するものではありません。

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