実践

マーケティング担当のSNS投稿をAIで量産:1日10投稿のテンプレ集

マーケティング担当の方が毎日作成する「SNS投稿」。1件あたり30分かかっていた投稿作成を、AIを活用して5分に短縮し、1日10投稿を実現する方法を、tugiloが現場で実践している型で解説します。

マーケティング担当のSNS投稿をAIで量産:1日10投稿のテンプレ集

AIで量産したらトーンがバラバラで使えなかった、という声はよく聞きます。SNSは「らしさ」が効くので、型なしでAIに任せると、どれも同じに見えて刺さらなくなります。

マーケティング担当の方が毎日作成する「SNS投稿」は、トーンと項目を決めてからでないと、量産しても使いにくいです。tugiloが現場で回している型を解説します。

「量産できる=成果が出る」ではありません。 tugiloでは "止めどき"を決めずに始めるSNS運用はおすすめしていません。

tugiloが最初に聞く「SNS投稿作成の5つの質問」
  • 誰が: SNS投稿を作成しているか(マーケティング担当者・営業担当者)
  • いつ: どのタイミングで投稿するか(毎日/週次/都度)
  • 何を: SNS投稿に含める情報は何か(商品/サービス/ニュース/その他)
  • 判断はどこ: 人の判断が必要なポイントはどこか(投稿内容の最終確認/タイミング)
  • どこが痛い: 時間・品質・遅延・機会損失のどれが一番大きいか

SNS投稿作成の「入力→処理→出力」を分解する

tugiloが現場で使う分解方法です。まず業務を3つに分けます。

1
手順

Step 1:入力の整理

  • 投稿テーマ(商品/サービス、ニュース、その他)
  • ターゲット層(顧客層、興味関心)
  • 投稿の目的(認知拡大、集客、エンゲージメント向上)

例外: 緊急案件、機密情報、炎上リスクがある内容

Step 2:処理(投稿内容の作成)

  • 投稿文の作成(キャッチコピー、本文、ハッシュタグ)
  • 画像の選定(商品画像、イラスト、写真)
  • 投稿タイミングの決定(最適な時間帯、曜日)

例外: 投稿内容が不適切、画像の著作権問題、タイミングが悪い

Step 3:出力(投稿の公開)

  • SNSへの投稿(Twitter、Facebook、Instagram)
  • 投稿の管理(スケジュール投稿、分析)
  • エンゲージメントの測定(いいね、シェア、コメント)

例外: SNSのAPIエラー、投稿が公開されない、炎上リスク

そのまま使える:SNS投稿作成プロンプトテンプレ

tugiloが実際に使っているプロンプトです。投稿テーマとターゲット層を入力して、投稿文を作成します。

以下の情報を基に、SNS投稿を作成してください。

【投稿テーマ】
- 商品/サービス: [商品名/サービス名]
- 投稿の目的: [認知拡大/集客/エンゲージメント向上]
- ターゲット層: [顧客層、興味関心]

【投稿の要件】
- 文字数: [Twitter: 280文字以内、Facebook: 500文字以内、Instagram: 2,200文字以内]
- トーン: [カジュアル/フォーマル/親しみやすい]
- ハッシュタグ: [3-5個]

【出力形式】
SNS投稿を以下の形式で出力してください。

1. キャッチコピー(1行、インパクトのある一文)
2. 本文(2-3段落、読みやすく簡潔に)
3. ハッシュタグ(3-5個、関連性の高いもの)
4. CTA(Call to Action、次のアクションを促す)

【注意事項】
- 機密情報を含めない
- 炎上リスクがある内容は避ける
- ターゲット層に合わせたトーンで書く
- 文字数制限を守る
実践例:商品紹介のSNS投稿
```
以下の商品情報を基に、SNS投稿を作成してください。

【商品情報】
- 商品名: AI業務効率化ツール
- 特徴: 業務時間を80%削減、簡単操作
- ターゲット: 中小企業の経営者・担当者
- 投稿の目的: 認知拡大

【出力形式】
- Twitter用(280文字以内)
- Facebook用(500文字以内)
- Instagram用(2,200文字以内、ストーリー用も含む)

【注意事項】
- 各SNSの特性に合わせた投稿文を作成
- ハッシュタグは各SNSに適したものを使用
- CTAは各SNSに適した形式で
```

運用の型:3段階の確認ルール

AIで作成したSNS投稿は、必ず3段階で確認します。これで「ミスを見逃す」リスクを最小化します。

第1段階:自動チェック

  • 文字数が制限内か
  • ハッシュタグが適切な数か
  • 機密情報が含まれていないか

所要時間: 自動(0分)

第2段階:AI判定

  • 投稿内容の妥当性(ターゲット層に適しているか)
  • トーンの統一性(ブランドイメージに合っているか)
  • 炎上リスクの有無(不適切な表現がないか)

所要時間: 2分/件

第3段階:人間の最終確認

  • 投稿内容の最終確認(機密情報、炎上リスク)
  • 画像の著作権確認
  • 投稿タイミングの決定

所要時間: 5分/件(全体の30%程度)

実践的な投稿テンプレート集

tugiloが実際に使っている投稿テンプレートです。テーマごとに使い分けます。

商品紹介型

構造: キャッチコピー → 商品の特徴 → メリット → CTA

: 「業務時間を80%削減!AI業務効率化ツールで、あなたの会社も変わる」

[商品の特徴]

  • 簡単操作で誰でも使える
  • 導入後すぐに効果を実感

[メリット]

  • 残業時間の削減
  • 業務品質の向上

[CTA] 詳細はこちら → [URL]

ニュース型

構造: ニュースの要点 → 背景 → 今後の展開 → CTA

: 「AI活用が中小企業でも加速!最新の活用事例を紹介」

[ニュースの要点] 中小企業のAI活用が2025年から本格化

[背景]

  • ツールの低価格化
  • 実践的なノウハウの蓄積

[今後の展開]

  • さらなる効率化の可能性
  • 新たなビジネスモデルの創出

[CTA] 詳しくはこちら → [URL]

KPI:時間とエンゲージメントを測る

tugiloが現場で測っている指標です。

投稿作成時間: 30分 → 5分(83%削減

1日の投稿数: 3件 → 10件(233%増加

エンゲージメント率: 2% → 5%(150%向上

フォロワー増加率: 月間5% → 月間15%(200%向上

失敗を避ける:3つのチェックポイント

失敗パターン1:投稿内容の確認を怠る

症状: AIで作成した投稿が、機密情報を含んでいたり、炎上リスクがある内容だった

対策: 「投稿内容は必ず人間が最終確認する」とルール化する。AIは「下書き」として扱う。

失敗パターン2:ターゲット層を考慮しない

症状: AIで作成した投稿が、ターゲット層に響かない内容だった

対策: 最初に「ターゲット層の明確化」が重要。AIはターゲット層に合わせて投稿を作成する。

失敗パターン3:投稿タイミングを軽視

症状: AIで作成した投稿を、適切でないタイミングに投稿してしまった

対策: 「投稿タイミングは人間が決定する」とルール化する。AIは「投稿内容の作成」のみを担当する。

実践的な運用フロー

tugiloが実際に使っている運用フローです。

1
手順

1. 投稿テーマの決定(週次)

  • 週初めに1週間分の投稿テーマを決定
  • テーマごとに担当者を割り当て

2. 投稿内容の作成(毎日)

  • AIで投稿内容の下書きを作成
  • 人間が最終確認と修正を行う

3. 投稿のスケジュール(毎日)

  • 最適なタイミングにスケジュール投稿
  • エンゲージメントを測定

4. 効果測定(週次)

  • エンゲージメント率を測定
  • 改善点を特定して次週に反映

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まとめ

SNS投稿をAIで効率化するポイントは3つです。

  1. 投稿テーマを先に決める: 週初めに1週間分のテーマを決定
  2. 投稿内容の確認は人間が行う: AIは下書き作成、人間は最終確認
  3. KPIで測る: 時間だけでなく、エンゲージメント率も見る

「AIツールを入れる」だけでなく、運用の型を設計することが成功の鍵です。

反応が ・3週間ゼロ ・コメントが付かない 場合は、運用方法を変えるか止めます。

tugilo視点まとめ

  • これは「向いている会社」と「向いていない会社」があります
  • tugiloでは、導入前に「止めどきを決める」ことを必ず確認します
  • 迷った場合は、ここで一度立ち止まります

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次廣淳のプロフィール写真

次廣 淳(つぎひろ あつし)

執筆者

tugilo(ツギロ)
中小企業向けに、業務改善・システム開発・AI活用支援を行っています。

これまで、予約管理システム・業務支援ツール・社内向け管理システムなど、実務で使われるWebシステムの設計・開発・運用を担当してきました。

AI活用については、「導入して終わり」ではなく業務に定着するか/事故が起きないかを重視して設計しています。

この記事では、実際の案件や検証を通じて得られた判断基準・失敗しやすいポイントを中心に解説しています。

※ 本記事は、実務での検証や判断経験をもとに整理した内容であり、特定のAIツールやサービスの利用を推奨・勧誘するものではありません。

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